松葉信吾

熊本「喫茶アロー」の珈琲に驚く。

最終更新: 2020年2月13日

歩いてるだけでワクワクする博多の街を

じっくり愉しむ事なく熊本入り。

所用を済まし、まだチェックインまで時間あるので、ふらっとカフェへ。

びっくりした。

これまで色々コーヒーを飲ませて頂き、色んなお話も伺ってきたけど、どの類型にも属さないタイプのなんじゃこりゃの一杯。

殆ど煎っていない(全く炒ってないかも)豆を超粗挽きにし、ネルドリップした、何ていうか「コーヒー豆茶」みたいな感じ。所謂コーヒーのアロマは皆無で、その代わり豆の甘さと香りがふんわり。あまりにも異質すぎてようわからん、というのが感想。

恐る恐る店主にお話を伺うと

「あんなのは焦げの味でね、本当の珈琲の味じゃないんですよ」とのこと。

と、すかさず常連らしきマダムが

「ほんと、ほんと。ここの珈琲飲んだらもう他の珈琲飲めないわよね」

と仰るので、そこは私も「ほんに、ほんに」と平安の都人よろしく満面の笑みを浮かべて擦り寄るしか術がなし。

後で調べると大層有名なお店で、何枚か飲んで初めてその良さがわかるらしい。

世の中、広いです。

    0