

昭和の夢見る洋食、『喫茶モリ』のナポリタン。
伊勢三大ソウルフードの一角、 喫茶モリのスパゲッティ。 一周回ってレトロモダンな味わい深い店内。 本物の風格が滲みでます。 名物のスパゲッティは、 アルデンテ何するものぞな 昭和の夢見る洋食。 一般的なナポリタンのイメージを裏切り ケチャップ風味は抑え気味で...

松葉信吾
2024年2月27日


老舗の底力。和歌山『山為食堂』
和歌山市「山為食堂」。 ひょっとしたら20年ぶり位の訪問かも。 数ある和歌山ラーメンの名店の中でもスープの濃厚さでは筆頭格で、最初に伺った際はその濃さに驚いた記憶が。 あれから幾年月、こっちの内臓関係もずいぶん衰えているので一抹の不安も覚えていたが、味わってみると調和のとれ...

松葉信吾
2023年12月18日


弁えれば天国。良い客が良い店をつくる方程式を学ぶ。–広島『初ちゃん』–
広島市『初ちゃん』 今やなかなかの知名度を誇る繁盛店。 ちょっと有名な女将さんが万事店を執り仕切るが、恐れる事は無し。 むしろ、その差配に身を委ね、 お店に流れる呼吸を乱さぬようにさえすれば、 すこぶる居心地が良い空間。 さほど多くはないメニュウは、...

松葉信吾
2023年10月27日


太っ腹。老舗の心意気が嬉しいサービスとんかつ。 -広島『肉のますゐ』-
広電・八丁堀「肉のますゐ」。 「肉のますゐ」は広島の中心地、八丁堀に 堂々たる店舗を構える老舗精肉店。 洋食店も併設されていて、本来的にはすき焼きやビフテキ、ビフカツなど精肉店直営の真骨頂たるを味わうべきであるが、もう一方の名物、破格のサービストンカツを頂きに。...

松葉信吾
2023年10月11日


脇目も振らず、雑音に耳を貸さず、只管の一杯。 -笹岡『坂本』-
笠岡ラーメン「坂本」 広島へ向う一歩手前で高速を降りて、ちょっと話題の笹岡ラーメンを。 「いではら」と並ぶ二代巨頭の一つ「坂本」。ちょっとくたびれた飾り気の無い店構えが、しっかり地元に根付いてお商売を重ねられて来た事が伺えます。 メニュウは中華そば並一択。...

松葉信吾
2023年10月6日


格別のB級 -神戸市長田『青森』-
神戸市長田「青森」は、 言わずと知れた「そば飯」発祥の店。 働く人の街、長田。 そば飯の物語は、町工場の短い昼休憩時、鉄板の焼そばをおかずに、持参した冷たい白飯を「これも一緒に温めてや」という要望に快く応じたのがそもそもだとか。...

松葉信吾
2023年1月10日


唯我独尊。孤高のニラ炒めが人を呼ぶ。 -和歌山かつらぎ町「二軒目飯店」-
和歌山市と奈良市、そして京都市を結ぶ国道24号線。 和歌山市を出発して紀の川沿いに西へ。 今やおいそれと伺う事が難しくなってしまった感のあるレストラン「Villa AiDA」のある岩出市を過ぎると途端に長閑でのんびりした道行、景色へと一変し、やたらと「中華料理」の看板が点在...

松葉信吾
2022年10月27日


熱らず、驕らず、昂らず。最強の不動心。 -和歌山「井出商店」-
和歌山ラーメンの立役者「井出商店」。 相当ご無沙汰の来訪。 今や多くの門下生が巣立ち、華々しく和歌山県内外で活躍を見せるなか、ご本家は、古ぼけたあの当時まんまの店舗で変わらず商いされておられる。 10年位前に取材させて頂く機会があり、別れ際「出来るもんなら、昔に戻りたいわ」...

松葉信吾
2022年10月16日


私的「無形文化財」登録の名店居酒屋。-福山「自由軒」-
広島県福山市の名店『自由軒』。 わくわくが止まらない、 気持ちのいい酒場です。 名物のあれこれとお姉さんの客捌き、 営々と商われた時が醸し出す店の気風。 こればかりは、どんなコンサルがプロデュースしてもかもし得ない味わい。 私的無形文化財認定でございます。 名店かくありき、...

松葉信吾
2022年8月6日


B級グルメの大スターは、実直な地元名店だった。 -津山『橋野食堂』-
岡山・津山「橋野食堂」。 どうですか、この堂々たる店構え。 実直に歴史を刻んだものだけが醸し出す風格。 いいじゃないですか! そして津山、橋野食堂といえばこれ! 「ホルモンうどん」。 この地だからこその新鮮、プルップルのホルモンを丁寧に丁寧に処理。...

松葉信吾
2022年6月30日



























