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手作りの気概、二見浦「御福餅」



伊勢二見「御福餅本店」。

あまり知られていないかも知れないが、ここのお餅は昔ながらの手作業で一つ一つ丁寧に作られている。

もう一方の雄「赤◯」は機械。

勿論、どちらが良い悪いということでは無いが、敢えて手作業を貫こうとする精神は、商売や物づくりのそこ彼処に現れてしまうのではないかと思う。


ここの餡子は美味しい。



昔伺った新進気鋭の和菓子職人さんが「餡子が若い世代に人気が無いのは当然です。安価で流通している和菓子はどうしたっていい餡子はできっこ無い。それを食べて、和菓子はおいしく無いと思うのは当然なんです」とまくし立てた後、意を決したように「でもね、丁寧にちゃんと作った餡子は本当に美味しい。僕はそれを伝えたいんです」果たしてそこの餡子は、すっきりした味わいに清々しい香りが立ち上がり、風味豊かで後味すっきり。餡子の奥深さを思い知った瞬間。



御福餅の店内で「透明なぜんざい」を味わいながら、そんなことを思い出した。









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