ちょっと不思議な話。 人の死に臨まんとする時、 天より金粉が降り注ぐ。

家内はそれ程でも無いが、
彼女のお母さんが所謂、見える人で
人から奇異に見られることを恐れ
滅多とそっちの話をしないが、
家内と二人で話す時はやはり気を許すのか
傍で聞いている私には驚愕の事柄が
「今日は大根安かったわ」位のカジュアルな感じで会話が交わされるので、一時たりとて油断できない。
そして、これもそんな話の一つ。
なんでも、人の臨終の瞬間、キラキラした金粉状の物が降り注ぐ事があるのだそうだ。
それは、そう見えるというのではなくて物理的に存在するものらしく
「シーツに落ちて積もるよな」
「すくうとスッと雪みたいに溶けて無くなるねん」
「***さんの時もいっぱい降った」
などと蜜柑を食べながら話すくらい、そんなに珍しい事でも無く、その場に居合わせた人が体験を共有できるものらしい。
そんなん見た事ない。
調べてみると、やはり現象としてはあるらしくその意味については、いろいろ説があるようだ。
1)臨終した本人が降らせているのか、
2)看取った誰かが降らせているのか、
3)何やら聖なるものが降らせているのか。
私は専ら2)が怪しいと睨んでおる。