弁えれば天国。良い客が良い店をつくる方程式を学ぶ。–広島『初ちゃん』–
広島市『初ちゃん』
今やなかなかの知名度を誇る繁盛店。
ちょっと有名な女将さんが万事店を執り仕切るが、恐れる事は無し。
むしろ、その差配に身を委ね、
お店に流れる呼吸を乱さぬようにさえすれば、
すこぶる居心地が良い空間。
さほど多くはないメニュウは、
どれもこれも長年磨き上げてきた
手抜かり無しの一品でハズレ無し。
中でも圧巻はサービス品のステーキ。
佐賀牛?の美味しいところを
贅沢に奢った一品は人を呼んで当然。
ただ、これはあくまでもサービス、お努め品。
お酒を呑んでもらって、他の肴もつまんでもらって、
初めて成立するサービス。
長い時間をかけてお店とご常連さんが
築きあげてきた世界なのだから
そこにお邪魔させて頂く際には敬意を持たねば。
その辺を察せず、デジタル情報だけを見て
一見で酒も呑まず、他も頼まず、
ステーキだけくれ!と言って女将さんに
嗜められる御仁がちらほらおられる様子。
それを不服に思い
「不当な扱いを受けた」
「嫌な思いをした」
と匿名で掲示板に書き殴る輩は本当に見苦しい。
お金を払うからと言って、
お客様は神様ではない。
春男先生の呪縛をそろそろ解放し、
弁えて暖簾をくぐらないとね。
中華そば 初ちゃん
〒730-0025 広島県広島市中区東平塚町9−12
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