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味わいみかんへの歩み −徹底した水管理と土壌作り−
「全国のトップ産地に負けないおいしいみかん作りを」
そんな切実な想いを込めて取り組んだのが、みかん畑一面にシートをひきつめる栽培方法。
シートを閉める事によって雨が土壌に浸透するのを防ぐ。
そして、土の状態を見てはシートを開け水分を蒸発させる。
「みかん作りに最適な土壌の水管理」
それを実現するために、地道な取り組みが始まりました。
そしてもう一つ。
みかん栽培に適した土壌となるように、有機質肥料をたっぷり施肥にも取り組みました。更に、みかんが特に必要とするミネラル「カルシウム」を与えるため、粉砕した牡蠣殻も与えるように。
しっかりした土壌を作って、最適な水管理を行う。
丈夫で元気な樹を育て、実をつけてからはグンと水を絞り、味の濃いみかんを作る。
それを実現するための細かなノウハウを少しずつ積み重ね、地域ぐるみで共有する事によって、今では揺るぎないおいしいみかんブランドとして、全国から指名されるほどの名産地となったのです。
ぶれのない、安心の味わいみかん。
「出荷するみかんの味わいのブレを徹底的に無くす」
この事にも大きな努力を。
どの生産者が出荷する、どの時期のみかんであっても、がっかりさせることがあってはいけない。その為に、全生産者の全みかん畑を対象に、定期的に栽培状態をチェック。
「樹の成長は?」「土の状態は?」「果実の状態と糖度は?」
検査する時期に応じて到達すべき状態に照らし合わせ、もし不足な点があれば是正します。
そして最後の砦。
生産者がそうやって育てたみかんが一堂に集められる選果場。そこでは、一玉、一玉、規定の糖度をクリアしているかを赤外線でチェック。合格したものだけが「味まるみかん」のブランドを冠して出荷されます。
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