
30年間磨き上げた
全国トップクラスの
味わいみかん産地への軌跡。
長崎県佐世保市南部の西海地区。
冬でも、暖流の対馬海流によって滅多と零度以下になることがない温暖な地域です。
それは昭和から平成へと変わるころ。愛媛・和歌山の二大みかん産地に比べ降水量が多いことが、みかん農家の悩みのタネでした。
味わいみかんへの歩み −徹底した水管理と土壌作り−
「全国のトップ産地に負けないおいしいみかん作りを」
そんな切実な想いを込めて取り組んだのが、みかん畑一面にシートをひきつめる栽培方法。
シートを閉める事によって雨が土壌に浸透するのを防ぐ。
そして、土の状態を見てはシートを開け水分を蒸発させる。
「みかん作りに最適な土壌の水管理」
それを実現するために、地道な取り組みが始まりました。
そしてもう一つ。
みかん栽培に適した土壌となるように、有機質肥料をたっぷり施肥にも取り組みました。更に、みかんが特に必要とするミネラル「カルシウム」を与えるため、粉砕した牡蠣殻も与えるように。
しっかりした土壌を作って、最適な水管理を行う。
丈夫で元気な樹を育て、実をつけてからはグンと水を絞り、味の濃いみかんを作る。
それを実現するための細かなノウハウを少しずつ積み重ね、地域ぐるみで共有する事によって、今では揺るぎないおいしいみかんブランドとして、全国から指名されるほどの名産地となったのです。

ぶれのない、安心の味わいみかん。
「出荷するみかんの味わいのブレを徹底的に無くす」
この事にも大きな努力を。
どの生産者が出荷する、どの時期のみかんであっても、がっかりさせることがあってはいけない。その為に、全生産者の全みかん畑を対象に、定期的に栽培状態をチェック。
「樹の成長は?」「土の状態は?」「果実の状態と糖度は?」
検査する時期に応じて到達すべき状態に照らし合わせ、もし不足な点があれば是正します。
そして最後の砦。
生産者がそうやって育てたみかんが一堂に集められる選果場。そこでは、一玉、一玉、規定の糖度をクリアしているかを赤外線でチェック。合格したものだけが「味まるみかん」のブランドを冠して出荷されます。

賞味されたし、味わいみかん
そうやって、ようやく出荷される「味まるみかん」。
30余年にも渡るおいしいみかん作りへの努力が、この一玉にぎゅっと詰まっています。
爽やかな甘み、
ほどよい酸味、
そして何より深いコクが長い余韻を残すバランスに優れた味わい。
これはじっくり味わうべきみかん。
いざ、賞味されたし!長崎ブランド「味まるみかん」。
