魅惑のエスプレッソ
東大阪「田代珈琲」。
今でこそ、自家焙煎のスペシャルティコーヒーを供するお店はずいぶん増えたが、大阪に於いて「田代珈琲」さんはその先駆であったと思う。
珈琲を農産物、生鮮食品と位置づけ、ユーザー目線の品質を追求。 更に全国の優良な農場・産地を直接訪ねては、直に品質と生産者その人を見極め、手を携えて良品質珈琲の生産が安定的に継続的に行えるようにする努力。
考えてみれば当たり前のことであるが、それまでの常識はそうではなかった。
産地と消費者をよりよい形で繋ぎ、双方の幸せを追求する。
それは創成期の生活協同組合などで見られた「産直活動」そのものであるような気がする。
そんな面倒くさい事を考えずとも、近鉄・俊徳道駅近くの本店で、エスプレッソを飲んでみて欲しい。 きっとその味わいに驚愕するに違いない。