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精霊の棲まう杜、対馬で原木栽培しいたけの取材。


島の大部分を覆う広葉樹の原生林。 大陸からの偏西風。 磨き込まれた清冽で豊かな水。 稀有なる原木しいたけの里の取材スタートです。



 

ジェットフォイルで対馬上陸

2019年2月17日(日)。 対馬へは博多港から高速艇で。 飛行機よりは安いものの渡航に7,000円ほど必要で、これが普通のフェリーなら4,000円ほど。ただし高速艇の所要時間2時間15分に対し、フェリーだと4時間45分。 いろんな意味で離島はたいへん。 島では一番賑やかな川端通りに『ファミリーマート』があって、もう一軒『ポプラ』があるのがこの島のコンビニの全景だとかで、滞在中このファミマにはずいぶんお世話になりました。是非は兎も角、自分にとってコンビニはすっかり暮らしのインフラと化しているのだなと実感しますね。 でも考えてみれば、この一軒のために安くない物流コストと時間をかけて毎日商品を届けているファミマ。それでいて商品価格は本土とまったく同じでホット珈琲(本当にありがたかった!)も100円。これはちょっと感動的な事のようにも思います。

余談ですが、僻地と言われる所に伺った際、「えっ、こんなところにも!」と思うほど人の暮らしのある所には電気網が巡らされ驚くことがあります。まともな道が無いところに幾本物もの電柱を立て電線を結んでは電気を届ける、これ結構な負担が掛かる作業だと思いますが、最低限のインフラを整備するというこの国の底力とプライドを感じます。地方格差や切り捨てなど色々な問題も喧伝され、確かに深刻な一方の事実だと思うのですが、反面、愚直に取り組まれている事もあって、それは決して当たり前の事でもないんじゃないかとも思ったりします。合理化でばっさりいくこともあれば、偏執的に感じるほど平等の確保に躍起となる、バランス欠くようにも思えますが、様々な人の思惑と事象が相互に作用して世の中動いてるということでしょうか。

さて前述のファミマ、あくまでもそれは民間企業の取り組みでそこにどんな企業としての思惑、構想があるのやは判りませんが、例えば集中ドミナント戦略をとる「セブンイレブン」だと考えられない出店だろうなと思います(戦略としてはセブンが正解だと思いますが)。ファミマの魂胆は判らずとも、離島で普通に100円珈琲を飲んでると帰っても応援したいような気にはなりますね。 ただコンビニ・コーヒーは、セブンが一番好みなんですが・・・。


対馬の夕陽。 明日から天気が崩れそうで、慌てて収集。 満月なので、星空も厳しい。 珍しくかなり余裕を持って臨んだ取材ですが どうにもならんこともありますね。

さて夕陽を撮影した浜辺は元寇の際、元の連合軍が九州に先立って上陸した地。 ちょうど陽が没しようとする辺りから、夥しくも忌々しい船団がこの浜向けて忍び寄ってきたのでしょう。時の領主、宗資国は80騎で対峙。外交儀礼に基づいて、使節を立てるもその返答は1,000騎による殲滅。多くの領民も蹂躙された事は想像に難くない。 更に元寇に先駆けて1019年、大陸の女真族の侵攻も受け、凄惨な被害を受けています(「刀伊の入寇」)。 恨の思想ではないので今更損害賠償訴訟ということでも無いが、事実は事実としてしっかり伝える必要があるなと感じます。

不条理。それは誰が悪いを糾弾する事では無く、人はそれをやってしまう、そうさせないためにどうあるべきか?を考える材料になると思うから。

半島の緊張が氷解し、対馬が再び最前線となりつつある今、異国の言葉と人で深夜まで喧騒が続く安ホテルの一室で悶々と過ごす。

 

対馬を北上して中間地、「民宿 つりの宿」に泊まる。




対馬は広く、撮影ポイントもよくわからんので 徐々に北上して宿を取り、探る事に。 本日は上対馬と下対馬のちょうど中間地の 釣り民宿泊。 そこでの夕食がコレ。 小鍋でなく、4人家族でも使えそうなお鍋に 魚のあらや野菜がたっぷり。 ワイルドだろぅ。


お酒をお願いしたらこれ。 ジュース感覚でぐびぐび、 いっちゃってぇ〜。 「不漁なんですけど今日は揚がったんで。 イカ煮つけサービスです!」 どんだけぇ〜。 (微妙に懐かしいですね)


 

島内唯一のファミマで安らぐ

小腹が減ったので、島内唯一のファミマへ(ちなみにこの店では毎晩、勝手のわからない海外の方と店員さんとの間で、阿鼻叫喚の買い物劇が演じられ「今日もお疲れ様です」と労いの声をかけるのが、ここ3日間の私の日課)。

買ったのはプレミアム豚まん、 よくできてますね。

関西ではデフォルトの「辛子」が実はマイノリティである事は知っていたけど、実際に酢醤油を供されると結構戸惑う。 それもつかの間、試してみると「なるほどな」とも思えてくる。 文化の違いって、案外こういう事なのかなと 今日もレジ前で大騒ぎする某国人と 困惑しながら客捌きする店員さんを横目で見ながら思う。 まあ、損得で言うと、総じて日本人はそんな役回りだなとも思う。



 

取材終了、フェリーで帰還。

帰りはのんびり、対馬厳原港から博多港までフェリーで。 4:25から9:25とたっぷり5時間、 宿で寝るか、船で寝るかの違いなので結構楽チン。 出港が日の出前くらいだと海からの撮影が出来たのに、それだけが惜しい。


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