松葉信吾

会津で侍を想ふの段。

会津若松城。
 
戦わねばならなかったのか?
 
死なねばならぬかったのか?
 

 
150年前の出来事であっても
 
妙に生々しく、未だ熾火がくすぶって
 
いるような緊張感。
 

 
それぞれの正義、で片付けるには
 
犠牲が大きすぎる。
 

 
義に殉じる。
 

 
生き残るために
 
主義主張も看板もかなぐり捨てて
 
離合集散する代議士達の動きには
 
辟易とするが、死んだらあかん。
 
死に場所、死に時を決めるのは難しい。

重い城だな。

会津若松「喜平」。
 
ゲキ渋居酒屋で
 
主一人客一人、対峙中。
 
大将、会津人のイメージ通り
 
寡黙でなんも喋らんながら、
 
気遣いはひしひしと伝わる。


 
「ソーロ・グリス・デ・ラ・ノーチェ♫」
 

BGMは「夜の銀狐」、
 
儂も大人になったわい。

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